オフラインで保府山さんに会ってきたよ!

昨日、前々から会ってみたいなーと思っていたid:hey11popこと保府山さんに初めてお会いした。初対面とは言えウェブ上ではこのブログ開設当初からの知り合いみたいなものだったので話題は尽きず、いろいろと盛り上がってすごく楽しかった。東浩紀、宇野常寛、…

ヤマグチノボル著『ゼロの使い魔』

ゼロの使い魔 (MF文庫J)作者: ヤマグチノボル,兎塚エイジ出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2004/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 180回この商品を含むブログ (348件) を見るこの作品は、たぶん、猛烈にベタな展開を楽しむものなんだろうと…

ユリイカ8月号

5月末、チケット買ってとにかく期待していたのに個人的な都合で行けなかった東浩紀×海猫沢めろん×笠井潔の鼎談レポートを読んだ。おもしろかったので、当日参加できなかったことが心底悔しい。で、特におもしろかった箇所は東氏が宇野常寛氏の『ゼロ年代の想…

吉田アミ著『サマースプリング』

サマースプリング [文化系女子叢書1]作者: 吉田アミ,郡淳一郎/木村カナ,タナカカツキ出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/07/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 111回この商品を含むブログ (43件) を見るこの作品の主人公である"ア…

テキストデータとして叩きつけられた僕の感情は

テキストデータとして叩きつけられた僕の感情は、空気に触れた瞬間から、横滑りを開始する。

『ガンスリンガー・ガール』をめぐる冒険(2)

GUNSLINGER GIRL 2 (電撃コミックス)作者: 相田裕出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2003/06/27メディア: コミック購入: 6人 クリック: 38回この商品を含むブログ (119件) を見る 本エントリは、以下の前提条件のもとに成立しているということを明示…

無関心は嫌いだよ

本日のエントリ、ブクマコメントにてid:crow_henmiさんに色々と言って頂いていますが、こういうのって本当に嬉しいと思います。もちろん彼の指摘には正しいところが当然あると思っていて、とはいえ俺も全部カバーしているつもりなんてさらさらないんですが、…

『ガンスリンガー・ガール』をめぐる冒険(0)

『ガンスリンガー・ガール』という作品について連載形式で批評的な視線を当てたいと思い…というかただの思いつきでちょっとした企画を始めようとしている。内容は従来どおりの批評なのだが、自らに以下の制限を課そうと考えている。 『ガンスリンガー・ガー…

創作と批評の交差点で立ち止まって、さてどっちに行こうかなと思案してみる

id:SuzuTamakiさんと彼のブログのコメント欄でやり取りしていて、やっぱり俺は物語とかキャラクターとか感情表現みたいなものにはあんまり興味がなくて、アーキテクチャ的な部分に強く惹かれていることを再認識した。これの原因ははっきりしている。例えば感…

『ガンスリンガー・ガール』をめぐる冒険(1)

GUNSLINGER GIRL 1 (電撃コミックス)作者: 相田裕出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2002/11/01メディア: コミック購入: 6人 クリック: 145回この商品を含むブログ (242件) を見る『ガンスリンガー・ガール』について、"悪趣味を悲哀でコーティング…

意味がなくなる可能性のある予告編

このブログではゼロ年代関連エントリが途絶えていますが、忘れているわけではありません。書く時間を作れないでいるだけです。あんまり何も書かないでいると忘れ去られるおそれがあるかと勝手に思ったので、次に使うつもりのキーワードだけ羅列しておきます…

マンチェスター・ユナイテッドvs.浦和レッズ

サッカーのことはなるべく書かないって宣言したけど、これだけは許して欲しい。埼玉スタジアムにて観戦してきました。ぜんぜんタイムリーじゃないけど、簡単に書きます。観戦記録ではありませんよ。試合はもちろんクリスティアーノ・ロナウド目当てだったん…

俺がはてなを止めるとき

今のところはてなをやめる理由はないけれど、もしやめるとしたらそれは一体どんなときだろう。そう仮に考えてみて、それはやっぱりはてなを楽しめなくなったときだろうという結論になりました。はてなでいろいろと楽しんでみて、その結果、「もうはてなでこ…

はてなスターのことだけど

一部でいらない子扱いされてるはてなスター。いらない理由は、主に自分のブログで間違ってクリックしてしまったから消したいのに削除機能が存在しないから、というところみたい。これだと運営側も「しばらくしたらこの不満は終息するんじゃないか」と考えて…

デイジーチェイン・アラウンド・ザ・ワールド

これは俺の幼年期のお話。当時の俺はとにかく引っ込み思案で、いつも母親の影に隠れているような子どもだった。だからその日も、なんでその女の子と遊んでいたのかよく思い出せないし、たぶん理由なんてなかったんだろうと思う。俺はある女の子と草むらで遊…

2007年上半期の5枚

以下のような感じでした。 1. Locksley / Don’t Make Me Wait アルバム冒頭の"Don’t Make Me Wait"。個人的には2007年最大の収穫になりそう。2. Everybody Else / Everybody Else オープニングトラックの"Meat Market"。Locksleyに続いてUSからいいバンドが…

素晴らしきlivedoor Reader

今さらながらlivedoor Readerを導入しました。とにかく速いというありきたりな印象しか抱けない自分が恨めしいところですが、俺が悩んだところでやっぱりlivedoor Readerは相変わらず速いので、もうそれでいいんじゃないかと思います。ホント速いから。まず…

更新頻度復興運動 定時報告

更新頻度復興運動、開始から2ヶ月が経過しました。前回振り返ったのが2週間前で、それ以降爆発的に更新しているわけでもないのであんまり差はありませんが、あれから30ブクマくらいゲットできています。運動開始以降のトータルで言えば92…かな。順調にインタ…

批評とは…

『ゼロ年代の想像力』第1回で、宇野常寛は「批評」について以下のように述べていたんだけれど、 2007年の現在、批評とは特定のキャラクターをアピールしたい人のためのツールとしてしか機能していない。 それっぽいことを言って煙に巻こうとしているのか知ら…

西島大介 / 夏の彗星

西島大介 島島 『夏の彗星』 まずはリンク先にある1点のイラストを見てきて欲しい。『夏の彗星』と題された西島大介のこのイラストには、彼の高い作家性が表れている。彼の作品はその表層だけを手にとって眺めてみて、何だか意味がよく分からないまま、キャ…

『Fate/stay night』救済計画

この前の日曜日に書いたエントリでは詳しく触れていなかったけれど、俺はそれなりに『Fate/stay night』という作品を評価しています。もちろん俺もあの作品のあり方には疑問を持っていて、それは士郎の内面についてではなくて、作品の分岐構造についての違和…

『ゼロ年代の想像力』第2回で気になった宇野常寛と東浩紀のズレ

S-Fマガジン 2007年 08月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06/25メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見る『ゼロ年代の想像力』第2回を読んだ。一昨日のエントリに書いたとおり薄々感じてはいたけれども、宇野常寛は…

90年代とゼロ年代を接続する想像力

宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』を読んで、1週間前にこのようなエントリを書き上げた。その内容を簡単にまとめるとポイントは次の2つになる。 宇野常寛の言葉(決断主義、サヴァイヴ感)だけでは失われてしまう想像力が出てくるのではないか ゼロ年代の想像力…

Everybody Else / Everybody Else

Everybody Elseアーティスト: Everybody Else出版社/メーカー: Militia発売日: 2007/04/03メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見るEverybody Elseの1st。LAの3ピースバンドらしい。Locksleyもそうだったけど、こいつらもなかなかブリテ…

月曜はSFマガジン8月号の発売日

『ゼロ年代の想像力』の第2回が純粋に楽しみです。あんなエントリを書いても俺は別に宇野常寛が嫌なわけじゃないし、色々と考えるための足がかりになると思うのでむしろ読みたい。それに、もしかしたら早合点をしていたのかもしれないという思いは俺にもあっ…

途中経過を振り返る(あまり意味のないエントリ)

知る人ぞ知るという感じだと思いますが、このブログは更新頻度復興運動を推進中です。何のことかを駆け足で説明すると、ブログ開設当初はやる気に満ち満ちていたのに徐々に意欲も減退、中だるみしまくっていてこのままこのブログを続けるのもどうだろうかと…

『ゼロ年代の想像力』を読んだ僕たちにできること、あるいはできないこと

遅ればせながらSFマガジン7月号に掲載された宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』を読んだ。第1回ということであまり詳しい内容ではなかったけれど、この連載は「いつまでも東浩紀や、彼に影響を受けた言説に支配されているようではどうしようもない。もっと多様…

美水かがみ著『らき☆すた(2)』

らき☆すた (2) (単行本コミックス)作者: 美水かがみ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/08/10メディア: コミック購入: 4人 クリック: 58回この商品を含むブログ (312件) を見る昨日は寝惚けて『らき☆すた』というタイトルそのものについて言及するのを忘…

美水かがみ著『らき☆すた(1)』

らき☆すた (1) (単行本コミックス)作者: 美水かがみ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/01/08メディア: コミック購入: 6人 クリック: 260回この商品を含むブログ (449件) を見る先日のエントリを読んで頂いた方の中には文面から気付いた方もいらっしゃる…

東浩紀×伊藤剛対談「『テヅカ・イズ・デッド』から『ゲーム的リアリズムの誕生へ』」ダイジェスト版

はじめに さる2007年6月5日に行われた東浩紀と伊藤剛の対談「『テヅカ・イズ・デッド』から『ゲーム的リアリズムの誕生へ』」のダイジェスト版と私的な感想をまとめた。すべてを網羅するのではなく、個人的に印象に残った部分のみを断片的に抜き出すようなか…