創作と批評の交差点で立ち止まって、さてどっちに行こうかなと思案してみる


id:SuzuTamakiさんと彼のブログのコメント欄でやり取りしていて、やっぱり俺は物語とかキャラクターとか感情表現みたいなものにはあんまり興味がなくて、アーキテクチャ的な部分に強く惹かれていることを再認識した。これの原因ははっきりしている。

例えば感想文みたいなのは感情を多分に孕むところがあるから、俺がそれをやると究極的には好きか嫌いかのどうしようもない二元論になりかねないし、だからこそブログではそういうのは書きたくないと思っている(たまにやるけど)。とにかく、そのスタイルだと書いてる俺もさほど楽しくないし、読んでくれている人を楽しませる術も浮かんでこない(俺にできないだけ)。だからこそ、"ある作品をリバースアングルで見ると、その作品に今までと違う表情を発見できるかもね"ということを示す今のようなスタイルを採っているわけです。

もちろん、俺自身の内的な感情として物語に対する感想だとかキャラ萌えみたいなものは持ち合わせています。ただ、それをブログで発露させても特に何も生まないと感じている。というのが知らず知らずのうちに俺自身に対する呪いのようになっていて、どうやら自分で物語を書いたときにキャラクターだとか物語を排除してしまう要因になっているらしいぜ、と自己分析してみました。

書けないなあ、と思っていたんだけどそれは大きな勘違い。書こうとしていなかったわけです。そりゃ書けねーわ。批評と創作は分離しないと自家中毒を引き起こすけれど、でも俺がやりたいのは物語の中に批評を編み込むことだったりするのだ、やっぱりね。