美水かがみ著『らき☆すた(1)』
- 作者: 美水かがみ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/01/08
- メディア: コミック
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というわけで初の萌え4コマ体験として『らき☆すた』1巻を読んでいます(まだ読みきれていません)。その印象を感じるままに書いてしまうと、オタク系文化へのリテラシーというかオタク系文化におけるコモンセンスのようなものを知らないと、やはり萌え4コマは楽しめない/楽しみにくいというのが大きな前提になっていると思います(カリカチュアという意味においても)。その身振りは、くだんの仮説に反することなく、原作でありながらきわめて二次創作的だと感じました。そういう意味では、萌え4コマのキャラは他のジャンルのキャラよりもキャラとしての強度が高いのではないかとも思います。これは、二次創作作家が使い回しやすいキャラであるという意味も兼ねます。使い回しやすいというのは、キャラが備えているそれぞれの萌え要素の純度が高いということだと思ってもらえればだいたい合ってるかと思います。砕けた言い方をすれば、微妙な味付けをされたキャラというのは、二次創作作家にとって操縦が困難なのではないかということです。(逆にその特徴をつかめばそちらのほうが案外簡単なのかもしれませんが)
もはや『らき☆すた』から離れた話題になりつつあるので、このエントリはここでいったん締めます。時間ができたときに俺の興味がまだそこにあったら、この件に関する思考をブラッシュアップして新たなエントリを立てたいと思います。