読書
Radio 1 Established 1967アーティスト: Various Artists出版社/メーカー: Umtv発売日: 2007/10/01メディア: CD クリック: 16回この商品を含むブログ (7件) を見る長めのエントリなので最初にサマリーを。このエントリではまず個人的なコンピレーション・ア…
押しかけ女房という名の非日常。こういう、なんか起きているようで結局なんにも起きていないという、つまり非日常が日常と地続きであるにも関わらず、それでも平凡な日常が続いていくというストーリーはけっこう好きな手法。ドラえもんも同じだよね。ひみつ…
ゼロの使い魔 (MF文庫J)作者: ヤマグチノボル,兎塚エイジ出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2004/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 180回この商品を含むブログ (348件) を見るこの作品は、たぶん、猛烈にベタな展開を楽しむものなんだろうと…
5月末、チケット買ってとにかく期待していたのに個人的な都合で行けなかった東浩紀×海猫沢めろん×笠井潔の鼎談レポートを読んだ。おもしろかったので、当日参加できなかったことが心底悔しい。で、特におもしろかった箇所は東氏が宇野常寛氏の『ゼロ年代の想…
サマースプリング [文化系女子叢書1]作者: 吉田アミ,郡淳一郎/木村カナ,タナカカツキ出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/07/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 111回この商品を含むブログ (43件) を見るこの作品の主人公である"ア…
S-Fマガジン 2007年 08月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06/25メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見る『ゼロ年代の想像力』第2回を読んだ。一昨日のエントリに書いたとおり薄々感じてはいたけれども、宇野常寛は…
らき☆すた (2) (単行本コミックス)作者: 美水かがみ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/08/10メディア: コミック購入: 4人 クリック: 58回この商品を含むブログ (312件) を見る昨日は寝惚けて『らき☆すた』というタイトルそのものについて言及するのを忘…
らき☆すた (1) (単行本コミックス)作者: 美水かがみ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/01/08メディア: コミック購入: 6人 クリック: 260回この商品を含むブログ (449件) を見る先日のエントリを読んで頂いた方の中には文面から気付いた方もいらっしゃる…
文学界 2007年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05/07メディア: 雑誌 クリック: 5回この商品を含むブログ (25件) を見る自らの自意識を救うのは(別名:止めを刺すのは)、自分自身以外にはいない。それは他人にとってナンセンスで無意味…
テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ作者: 伊藤剛出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2005/09/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 175回この商品を含むブログ (314件) を見るこの本はとにかく情熱がすごい。彼の問題意識はちょ…
ピコーン! (IKKI COMICS)作者: 舞城王太郎,青山景出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/02/27メディア: コミック購入: 4人 クリック: 42回この商品を含むブログ (56件) を見る舞城王太郎の小説のマンガ化。批評的視点を持ち出して作品をこね回すのがいつもの…
コンテンツの思想―マンガ・アニメ・ライトノベル作者: 東浩紀,伊藤 剛,神山 健治,桜坂 洋,新海 誠,新城 カズマ,夏目 房之介,西島 大介出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 120回この商品を含むブログ (98件) を見…
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ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/16メディア: 新書購入: 34人 クリック: 461回この商品を含むブログ (462件) を見る 一人目の東浩紀は言う。「今はメタ物語の時代だ…
オリジナリティなんて今や失われた神話でしかなくて世界はコピーとトレースを繰り返して劣化していくものだというストーリー。そのコピーとトレースをポストモダン/スーパーフラットなどと呼んでいるに過ぎない、というのが西島の主張。そして、オリジナリテ…
もはや元の面影もないくらいの展開だけど、やっぱり素晴らしい。元のバージョンに比べてより明快にメッセージを伝えようとしているように感じる。月刊誌という媒体がそうさせるのかな。
第1部、第2部を流し読みしてから一気に第3部を読んでみた。第1部を読んだときにはオースターをやりたいのかと思っていたけど、全体を通して感じるのはむしろ“舞城らしさ”。なんというか、今再び『九十九十九』のようなチャレンジをしようとしているのではな…
戦闘美少女についての物語です。オタクという名のドクター・フランケンシュタインは、如何にして戦闘美少女なるものを作り上げたのか?その情熱を綴った作品。 って話だけだと身も蓋もないのでもう少し。 『サマー/タイム/トラベラー』にたいへん感心させら…
連載版の『ディエンビエンフー』第一話。表紙が素晴らしい。内容は、細かいところに差異はあるけど今のところは原作(?)に概ね忠実。だから、やっぱりあの“出会い”のシーンは最高なままだ。一度(二度)、過去に書き上げた物語に再び向かい合うという意味で…
大事に、大事に、大事に取っておいた『アトモスフィア』にようやく手を伸ばした。これは凄い。西島の話題のたびに何度も繰り返してばっかりで大変申し訳ないんだけどこういうことは何度でも繰り返そう。西島は天才。紛れもなく天才。センスオブワンダー炸裂…
西島大介著『土曜日の実験室 詩と批評とあと何か』収録『サブカルvsオタク最終戦争』についてのネタバレ考察です。読まれる方は、以下の内容が数ある解釈のうちの1つでしかないということを念頭においてください。
土曜日の実験室―詩と批評とあと何か (Infas books)作者: 西島大介出版社/メーカー: INFASパブリケーションズ発売日: 2005/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 34回この商品を含むブログ (75件) を見る今日は風邪で寝込んでしまった。ちょっと退屈したの…
波状言論収録の豪華鼎談。前半部分は批評家・東浩紀による作家・阿部和重の解体作業というか、阿部と法月綸太郎(=新本格)という異分野の作家を時代性に基づいてインテグレーションするという試み。個人的な感想としても、以前、阿部和重を読んだ際に「こ…
以下では佐藤友哉著『赤色のモスコミュール』と舞城王太郎著『暗闇の中で子供』について、ネタバレありで適当なことをたれ流しています。くれぐれも本気で読まないでください。
以下では阿部和重著『インディヴィジュアル・プロジェクション』についてネタバレしています。未読の方はご注意ください。言うまでもありませんが、この内容は解釈のひとつでしかないです。それらをご理解の上でお読みください。
舞城作品で一部のキャラクターが作品横断的に登場するのは、手塚治虫のシステム*1が元にあるのかなと今さらながら思いました。舞城ついでにもう一つ思ったことを。彼の作品でよく言及されるのが著名な作家たちについてです。レイ・カーヴァー、オースター、…
以下では西島大介著『世界の終わりの魔法使い』についてのネタバレを含みます。未読の方は回避を絶対に推奨。例によって解釈のひとつですので、そこんとこよろしく。なお、引用箇所の句読点は読みやすくするためにこちらで勝手につけたものです。
第4回を書くときに流し読みしながらまとめてたんですけど、やっぱ面白い。ネタは俺が思った以上に仕込んでありそう。以下、どうでもいい話を繰り広げます。ある種の妄想です。 今まで気にもしてなかったけど、山口ウサギって動物占いのヒントを出すからウサ…