円城塔著『オブ・ザ・ベースボール』読了

文学界 2007年 06月号 [雑誌]

文学界 2007年 06月号 [雑誌]

自らの自意識を救うのは(別名:止めを刺すのは)、自分自身以外にはいない。それは他人にとってナンセンスで無意味としか言いようがないからこそ、ナンセンスで無意味に語られる。この思春期的なるものがいつか必ず終わるのは知っていても、どう終わるのかは分からない。だから足掻き、ファウルで粘る。
これはそんな、ライ麦畑のキャッチャーとのダイアログ。