アスカとシンジ、四郎と三郎

最近ブログ上でヱヴァヱヴァ言ってて思い出したんだけど、かつて奈津川サーガをエヴァで語ろうとしたことがありました。ちょうど『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズとエヴァの対応関係を列挙するような感じで。かなり無理やりです。批評性を持つようなエントリにまで昇華できかったので温存しておいたんだけど、このまま手元に置いておいても意味はないのでネタとして公開してしまいます。ネタとしても下の下なので公開したところであんまり意味もないんだけど。以下、大したことは書いてないけど『煙か土か食い物』と『暗闇の中で子供』のクリティカルなネタバレがあります。

  • シンジ

シンジに対応するのは三郎。シンジと言えば引きこもり。奈津川家の引きこもりと言えば奈津川三郎。そして三郎とはつまりサードチルドレン。とか書いておきながら申し訳ないんだけど、この後ファーストチルドレン=一郎とかセカンドチルドレン=二郎などと書くつもりはなかったりします。

  • レイ

レイに対応するのは奈津川二郎。レイは複数存在する。二郎も複数存在する。二郎は奈津川二郎であり、河路夏朗であり、ジャワクトラ神でもある。

  • アスカ

アスカに対応するのは奈津川四郎。彼は外部(サンディエゴ)から架空都市・西暁町にやって来る。アスカも外部(ドイツ)から架空都市・第三新東京市にやって来る。四郎は母親との関係に問題を抱えている*1。アスカも母親との関係に問題を抱えている。四郎は引きこもり(三郎)をバカにする。アスカも引きこもり(シンジ)をバカにする。

とかまぁ戯言を適当に書いてみたわけですが、こうして見ると引きこもり的なるものが奈津川サーガとエヴァに共通しているということが改めて浮き彫りになります。引きこもりを象徴するキャラクターと引きこもりへのカウンターパートとなるキャラクターをエヴァ奈津川サーガの共通項として検討するのはおもしろいのかもしれないな〜と思いました。

例えば、独力で立ち直ろうとしてみる三郎とアスカに助けてもらおうとするシンジ。三郎をバカにしながらも愛を持って接する四郎とシンジに気持ち悪いと言い放つアスカ。同類項でまとめるとこのように見えます。

他方、作品ごとに区切ると次のようになります。エヴァにおいて、シンジはアスカを求めるもアスカはシンジを拒絶する。奈津川サーガにおいて、四郎は三郎に手を差し伸べようとするも三郎は四郎に反発する。その関係性はいずれの場合も対称的です。

このエントリ、後半部分はけっこう思いつきで書いてしまったんだけど、気が向いたらもう少し深く検討してみるのもいいかも。

*1:詳しくは次のURLにて→http://d.hatena.ne.jp/nuff-kie/20050312/p1